パスポートと航空券なしで海外へ飛んだ男が強制送還 世間は「なぜ搭乗できた?」

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飛行機で仰天行動をとったイギリスの男が、逮捕された。「どうやって?」と人々に疑問を与えていることを、『Sky News』やアメリカの『NEW YORK POST』が報じた。

昨年12月25日午後8時頃のニューヨークの国際空港で、イギリスのバークシャー州から飛んで来たクレイグ・スチュワート(46)という男が逮捕された。
その2日前の23日、男はパスポートや搭乗チケットを持たず、混雑するロンドン・ヒースロー空港へ。何かを提示することもなく保安検査場と出国審査を通過し、手ぶらでブリティッシュ・エアウェイズの飛行機に搭乗したという。

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その後、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着したスチュワートだったが、飛行機の着陸を待ち構えていた空港警察の職員たちによって逮捕され、イギリスへ強制送還となった。
スチュワートは航空保安法に基づく詐欺と犯罪行為でも起訴され、ロンドン西部のアクスブリッジ治安判事裁判所で、少し前に裁判が始まっている。

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ところがスチュワート容疑者は、今年1月22日のヒアリングに出席せず、2月12日に出廷の機会が与えられるも、そちらにも出席しなかった。
ロンドン警視庁が、南西部にあるリッチモンドで拘留されたままであることを明かしている。
ブリティッシュ・エアウェイズおよびロンドン・ヒースロー空港は、「搭乗口に向かうすべての搭乗客を対象に、保安検査を徹底して行います。捜査にも協力してまいります」と声明を発表した。

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この事件を受け、世間の人々からは「空港職員は何をしていたのか」「もしテロ犯だったらどうするの?」「彼らがちゃんと調べていたら未然に防げた事件」など、空港のスタッフに対して怒りの声が噴出した。
他にも「どうやって厳しいチェックを潜り抜けたんだろう?」「職員や客室乗務員とか、誰にもバレなかったのがすごい」「そんなこと可能なんだ!」といった、驚きと称賛が混じった声もあがっている。