将棋の藤井聡太八冠(21)が3日、棋王(きおう)のタイトル防衛に王手をかけました。あと1勝すれば、タイトル戦の連覇記録も「21」に伸ばします。
この日も強かった、将棋の藤井八冠。同じ2002年生まれの伊藤匠七段(21)に勝って、棋王のタイトル防衛に王手をかけました。棋王戦五番勝負の第3局、会場となったのは、新潟市内のホテルです。
「大きな被害の中で準備していただきありがとうございます」 新…の画像はこちら >>
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2日の前夜祭で藤井八冠は。(藤井八冠)「新潟県でも(能登半島地震で)大きな被害があったと聞いています。そうした中でご準備をしていただき、心より感謝申し上げます。見ている方に楽しんでいただけるよう、全力を尽くして頑張っていきたいと思います」
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先に3勝した方がタイトルを獲得する棋王戦。第1局は持将棋(じしょうぎ)で引き分け、第2局は藤井八冠の勝利。そして、シリーズの流れを左右する第3局は、藤井八冠の先手で始まりました。全力でぶつかる「同い年」の戦い。午前中、一手を長時間考えた伊藤七段に対し、藤井八冠は消費時間わずか19分で昼食の時間に。
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藤井八冠の「勝負めし」は、エビチリがメインの「慶楽 味わいランチ」でした。ちなみに、藤井八冠のおやつは、午前がひな祭りらしい色合いの「イチゴとピスタチオのガトー」、午後は「黒ごまプリン」。
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そして対局は、積極的に攻めた藤井八冠が105手で勝利。「2勝0敗1持将棋」で、「棋王」初防衛に王手をかけました。(藤井八冠)「そのこと(防衛)は意識せずに、いい状態で臨めるよう調整していたきたい」(伊藤七段)「一局でも多く指せるよう頑張りたい」
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2月に藤井八冠は王将戦で防衛を果たし、前人未到の「タイトル戦20連覇」を達成。「棋王戦」でも防衛すれば、この連覇記録を「21」に伸ばして、自ら達成した記録をさらに更新することになります。
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注目の棋王戦第4局は、3月17日に栃木県日光市で行われます。