土砂崩れで断崖に建つ24億円豪邸が崩落の危機 「まだ安全」の調査結果に疑問の声

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2月初め、記録的豪雨がアメリカ・カリフォルニア州を襲った。洪水が発生したほか、停電が続いたり死者が出たりするなどして、一部地域では非常事態宣言が発令されるほどだった。
そんななか、ある住宅が大変な危機にさらされていることを、アメリカの『NEW YORK POST』や『CBS』などが報じた。

アメリカ・カリフォルニア州にある高級住宅地の一つであるダナ・ポイントは、美しい太平洋が一望できるとあり、海岸線には豪邸が建ち並んでいる。
そのなかで一番の高値と言われているのが、4ベッドルームやプールが付いた物件で、その価格はなんと1,590万ドル(約24億円)。所有者は地元の病院で放射線科医として働いていたルイス・ブグッゲマンさん(82)だが、この付近の住宅が今、物議を醸している。

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ルイスさん宅を含む3軒が並んでいる崖が、2月初めに同州で起きた豪雨の影響で土砂崩れを起こし、住宅が海へ崩落する危機に陥っていたのだ。
そこで地域の地盤工学技術者と建築検査官が、最も被害の大きいルイスさんの自宅を訪問し、調査を行った。
その結果、「差し迫った脅威はない」と判断。所有者とも話し合いを行い、問題はすでに解決済みであることを明かした。

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ルイスさんは「家は大丈夫ですよ。市もこの住宅に住むうえで、大きな問題はないことに同意しています」とメディアの取材に対応した。
しかし専門家は、今後に再び豪雨が発生した際のためなるべく早い補強工事が必要だと言い、「見るからに大掛かりな工事になりそうです」と明かす。
このまま放置すれば最悪の事態を招く恐れがあり、崖の上に建つ物件はそもそも「この種の災害に耐えることができないだろう」と語っている。

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不動産会社のRedfinによると、他の2軒もそれぞれ1,410万ドル(約21億円)、1,290万ドル(約19億円)と破格の値段だ。
これに対し、世間の人々からは「こんな値段がするなら、安全対策もしっかり行ってほしい」「まさに危機一髪」「あと少し崩れていたら…想像するだけで怖い」といった声があがった。
また「これで安全に住めるの?」「差し迫った脅威はないって、そんなふうには見えないけど」など、調査結果に対する疑問も多数寄せられている。
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Mario Nawfal (@MarioNawfal) February 13, 2024