【速報】いすみ「夫婦岩」崩れる 地震の影響か 人気の撮影スポット、アーチ状部分が消滅

いすみ市岬町和泉の海岸にある観光スポット、通称「夫婦(めおと)岩」の一部が崩落した。浸食に加え、千葉県内で頻発している地震の影響とみられる。
夫婦岩は、かつて港があった津々ケ浦の岩が浸食によって大小二つに分かれたもの。風光明媚(めいび)な景観から写真や映像の撮影地として人気で、初日の出や星空観察、海辺散策に訪れる人も多く、潮が引くと歩いて岩まで行くことができる。
数年前から大きい岩に穴があき始め、徐々に広がっていき、穴でアーチ状になった部分が今回崩れ落ちた。岩が半分になったように見える。
海岸を管理する県夷隅土木事務所は、海岸に降りられないようにする柵を設け「さらなる崩落の危険があるので岩に近づかないでほしい」と注意を呼びかける。昨年も崩落があったという。
犬の散歩で毎日付近を通る女性(78)は「2日に崩れているのに気がついた。穴が大きくなっていつ崩れてもおかしくないと思っていたが、当たり前に見ていた岩の形が変わってしまい、さみしい」と残念がった。