落としぶたを使えば煮物はもっとおいしくなる! 落としぶたの4つの効果

煮物などのレシピに出てくることがある『落としぶた』。
レシピに載っているからその通りに使っているけれど、実際のところどのような効果があるか分かっていないという人や、「面倒だからいつも通り、普通のふたでいいや」と思っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、落としぶたの持つ効果を東京ガスの暮らし情報メディア『ウチコト』からご紹介します。
落としぶたがよく登場するのは煮物のレシピ。
落としぶたが必要になるのは主に、煮崩れしやすい素材をひたひたの煮汁で煮る時です。落としぶたを上手に使いこなすことで、おうちの煮物の味が一段上にランクアップするかもしれません。
落としぶたの持つ効果は主に4つです。
煮物に直接ふたをするような形になる落としぶた。こうすることで、沸き上がった煮汁が落としぶたにあたり、絶えず下へと循環します。全体に行き渡るので、味が均一にしみ込みやすいのです。
味だけでなく温度も全体で均一になるため、加熱ムラを防ぐこともできます。ジャガイモやサトイモなど、火の通りにくい具材を煮る時にもおすすめです。
少ない水気でぐつぐつと煮込むと、中で具材が動いてしまいますが、これが煮崩れの原因に。落としぶたで軽く具材を抑えることで動きにくくなり、煮崩れ防止の効果もあります。
やわらかく煮崩れしやすい素材を煮る時には、アルミホイルやキッチンペーパーに穴を開けて簡易な落としぶたとして使用するのもおすすめです。
ふたをせず長い間煮ていると、煮汁が蒸発し減りすぎてしまいます。時には煮汁がすっかりなくなって鍋底が焦げてしまうことも。落としぶたをしておけば、煮汁の蒸発を防ぐことができます。
落としぶたには、煮汁の蒸発を防ぐ役割があります。落としぶたをすることで、急に煮詰まったり、焦がしてしまうことも防ぎやすくなります。
ウチコト(東京ガス) ーより引用
落としぶたには隙間があるため、完全に密封されることはありません。そのため魚やお肉などの臭みは飛ばし、おいしさだけを閉じ込める効果も。煮魚や角煮など、お魚やお肉がメインの煮物をつくる時にはぴったりです。
落としぶたを上手に使いこなせれば、おうちの煮物がもっとおいしくなるはず。効果を正しく理解して、落としぶたを上手に活用しましょう!
[文・構成/grape編集部]