「統合失調症が大きく影響と言えず」 近所の住民2人刺殺の罪に問われた男 控訴を棄却

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4年前、名古屋市北区で近所の住民ら2人を殺害した罪などに問われている男の控訴審で、名古屋高等裁判所は懲役30年を言い渡した一審判決を支持しました。
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起訴状などによりますと北区の無職、佐藤俊彦被告(42)は2019年6月に自宅近くの路上で、近くに住む会社員の赤松英司さん(当時41)と赤松さんの同僚の小笠原智之さん(当時44)を、サバイバルナイフで複数回突き刺して殺害した殺人などの罪に問われています。
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佐藤被告には統合失調症があり、刑事責任能力の有無が裁判の争点で、名古屋地方裁判所は去年、責任能力を認め懲役30年の判決を言い渡し弁護側が控訴しました。
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28日の控訴審で名古屋高裁の田邊三保子裁判長は「統合失調症などが大きく影響を与えたとまでは言えない」として一審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却しました。