新潟県佐渡市では今、各地で春の訪れを告げる花が咲き始め、春を待つ人に癒やしを届けています。
果樹栽培も盛んと知られる佐渡市。
3月7日、羽茂地区ではせん定が終わったルレクチェの木を害虫から守るために薬を塗る作業が進められていました。
【果樹農家 鈴木和美さん】
「天気がいい日でないとできない作業。きょうはお天気がいいのでやっている。また今年もいい洋梨が採れるようにと思って作業している」
この暖かさに誘われて菜の花が咲き始めたほか、淡いピンク色の四季桜も見頃となっています。
地元の人たちによりますと、この四季桜は毎年3月と4月の2回、愛らしい花を咲かせるということです。
【地元の人】
「天気がよくなってきたし、外のほうが家の中よりも気持ちがいい。今、梅の花も咲くようになったし、楽しみにしている」
一方、真野地区で早咲きの河津桜が濃いピンク色の花びらを広げ、穏やかな春の風に心地よく揺れていました。
まだ、つぼみの状態の桜も気温の高い日が続けば一気に開花し、3月12日前後に見頃を迎える見込みです。
花の島・佐渡の春はすぐそこまで近づいています。