30代の転職成功者のうち「未経験者職種」へ転職した割合は?

MS-Japanが運営するMS Careerは3月5日、「30代・転職成功者の実態レポート2024」を発表した。同調査は、2023年1月1日から12月31日の間、MS Careerが提供する人材紹介サービス「MS Agent」を活用して転職決定した30代を対象に実施したもの。

はじめに、30代の転職決定年収を調べたところ、最多は「400万~599万」(57.1%)で半数以上を占めた。また、600万円以上の人も2割を超えた。

職種別では「法務」が未経験者と経験者の年収の差が最も大きく、115万円の差があることが明らかに。同社によると「法務経験者は市場価値が高く、他社の法務でも良い条件で入社ができる」と推察。

次に、30代の転職成功者のうち、未経験職種に転職した人の割合は全体の38.8%だった。同じ調査における20代の結果は68.4%と、30代に年齢が上がることで未経験転職の成功者が半数近くまで減少していることが明らかに。

30代の転職回数に関する調査では、30代で転職成功した人の8割近くが、過去に1回以上転職を経験しているという結果に。これまでの転職回数としては、「1回」(30.3%)が最も多かった。

転職先のリモートワーク可否率に関する調査では、30代の58.3%はリモートワーク可の求人で転職したことが判明。職種別では、リモートOK企業への転職率が最も高かったのは「法務」の72.6%だった。