毎日使う冷蔵庫で意外とよく分からないのが、『温度調整』です。「購入時の初期設定のまま使い続けている」という人も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫の正しい温度調節方法について、家電製品の販売を行っている『株式会社ノジマ』の公式サイトから紹介します。
冷蔵庫には、冷蔵室や冷凍室、野菜室、チルド室など、食品を適切に保管できるようさまざまな空間が用意されています。
それぞれの空間を適切な温度に設定すれば、食品を効率よく冷やせるだけではなく、冷やしすぎを防止でき節電にもつながるでしょう。
ノジマの公式サイトによると、冷蔵庫の各スペースの最適温度は以下のとおりです。
冷蔵室 約2~6℃
野菜室 約3~8℃
チルド室 約0~2℃
パーシャル室 約マイナス3℃
冷凍室 マイナス18℃以下
ノジマ公式 ーより引用
チルド室には加工食品や発酵食品のような食品を、パーシャル室には半冷凍状態で保管したい肉や魚といった食品を入れるとよいでしょう。
※写真はイメージ
ノジマ公式サイトによると、冷蔵庫の温度調整のポイントは以下の3つです。
・何度もドアを開け閉めしない
・省エネモードを使う
・季節に合わせた温度に設定する
冷蔵庫の扉を開けると中の温度が上昇し、さらに何度も開閉すれば、そのぶん温度が不安定になります。調理を始める前に何が必要なのかを整理し、一度に取り出しておくのがおすすめです。
冷蔵庫に省エネモードが搭載されている場合は、ぜひ活用しましょう。
ドアの開閉や庫内温度などに応じて、消費電力を減らせるように運転できます。
食品保存に対する影響を最小限にして冷却を弱めてくれるので、自分で温度について判断する手間が省けて、便利です。
ノジマ公式 ーより引用
省エネモードを使えば、温度を自動で調整してくれるので非常に便利です。
冷蔵庫の中にあるダイヤルやボタンで、季節や内容量に合わせてこまめに温度調整することも大切。
夏は『強』に設定しがちですが、『中』でも十分に冷やせます。
冷蔵庫に入れる食品が多いタイミングだけ『強』に設定すれば、食品の温度管理をしつつも節電できるでしょう。
冷蔵庫の温度は、高すぎても低すぎてもいけません。適切な温度をキープできるよう、工夫してみましょう。
また冷蔵庫に搭載されている機能を正しく把握し、活用することも大切です。効率よく食品を管理するためにも、まずは自宅冷蔵庫の温度調整の方法を確認してみてください。
[文・構成/grape編集部]