クルーズ旅行中に女性客2人が性被害に リゾート施設の従業員が…の画像はこちら >>
バハマのリゾート施設でアメリカ人女性2人が性被害に遭い、同施設の従業員の男2人が逮捕された。『ABC News』『Daily Mail』などが伝えている。
1日、ケンタッキー州在住の女性2人(ともに31)が、バハマ行きのクルーズ旅行に参加した。2人は20年来の親友で、どちらも子育て中ながら、この日は子供を預けて初の海外旅行に出かけたという。
クルーズ船は順調に旅を続け、4日に最終寄港地となるグランドバハマ島に到着。船を降りた2人はあるリゾート施設のビーチバーへ行き、従業員の男2人から手渡された「おもてなしドリンク」を飲んだという。
その後にビーチで泳いでいたところ、2人とも気分が悪くなってきたため、海から出ることに。すると先ほどの従業員である男2人に「貝殻を見つけられるよ」と声をかけられ、人けのない場所に連れて行かれたという。
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女性らによると、その後の記憶はぼんやりとしているというが、トイレに連れて行かれて性的暴行を受けた。そして目が覚めた時には周りに人が大勢おり、女性らを心配そうに見つめていたそうだ。
すぐに警察が呼ばれるも、2人がレイプ検査キットを持ってくるようお願いすると拒否された。検査のためには、市内の病院に行く必要があったのだ。
しかし病院に行けば、クルーズ船の出向時間に間に合わないばかりか、自費でアメリカに戻る必要があった。そのため、2人はとりあえずクルーズ船に戻ることにしたという。
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女性らはクルーズ船に常駐する医療関係者の元に行き、レイプ検査および毒物検査を受けた。
毒物検査では、血液内からコカイン、アヘン、ペンゾジアゼピンなどの薬物が検出されたが、アルコールは検出されなかった。レイプ検査の結果は公表されていない。
数日後、バハマ警察はリゾート施設の従業員の男2人(54、40)を逮捕したと発表。捜査中の案件のため詳細は伏せられているが、FBIと協力して事件の全容解明に努めていくという。
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逮捕を受けて、女性らは「それだけでは不十分。クルーズ会社は当該リゾートを勧めていました」「危険があると事前に注意喚起すべきです」などと、各社取材に語っている。
一方、クルーズ会社は「当社の提供する同リゾートへのエクスカーションに参加せず、女性らは単独でリゾートに行っています」「心のケアのためにカウンセリングもオファーしております」などと、女性らの訴えを否定している。
否定的な声は、リゾート施設からもあがっている。同施設は男2人の解雇を発表したが、「施設内の監視カメラの映像と、女性らの証言が一致していない」と主張。今後の捜査は警察に一任しているとして、詳細の説明を避けている。