沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に、地対艦ミサイル部隊の連隊本部と新たな中隊を配備する計画を巡り、ミサイル配備を許さないうるま市民の会を中心に約150人が10日午前7時過ぎから、自衛隊が関係車両などを搬出するうるま市の中城湾港のゲート前で抗議集会を始めた。「こちらから1発撃てば何百発も返ってくる」などと危機感を強めている。
各団体の代表がマイクを握り、「いずれ敵基地攻撃能力を持つミサイルに置き換えられる」「沖縄を中心にアメリカと一体となって戦争しようとしている」などと訴えている。
午前7時40分ごろ、車など関係装備の搬出に向け、ゲートの扉が開けられた。
市民が抗議する中、陸上自衛隊勝連分屯地に入っていく自衛隊車両=9日午前10時7分、うるま市勝連内間(小宮健撮影)
「1発撃てば何百発も返ってくる」 陸自勝連分屯地へのミサイル…の画像はこちら >>市民が抗議する中、陸上自衛隊勝連分屯地に入っていく自衛隊車両=9日午前10時7分、うるま市勝連内間(小宮健撮影)”>
集会で「ミサイルを持ちこむな」などと抗議する市民ら=10日午前7時半ごろ、うるま市