「チーム大谷」VS「チーム翔平」攻守交替のときは相手チームにグローブを渡し… “大谷グローブ”だけで戦う試合

大谷翔平選手が全国の小学校にプレゼントした「大谷グローブ」。そのグローブを使った試合が愛知県岡崎市で行われました。「“野球しようぜの会” 試合を始めていきます。野球を楽しんでください!礼!」「お願いします!」「絶対勝つぞ!」
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3月9日、岡崎市の小学校で野球をする子どもたち。手にはめているのは、大谷選手から贈られた「大谷グローブ」です。普段は休み時間にキャッチボールなどで使われていますがこの日は…(六ツ美中部小学校・神谷敦仁校長)「『野球しようぜ』って大谷選手に言われたら『野球しようよ』って返したいなと思った」
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大谷グローブは1つの学校に3つしかないため、近隣の4校が集まり、6年生25人が「チーム大谷」と「チーム翔平」の2チームに分かれ試合をすることになったのです。4校が集まったとはいっても、12個しかない大谷グローブ。攻守交替のときは、相手チームにグローブを渡します。「大谷グローブ」をはめた感想は…?(参加した児童)「最高です!」「柔らかくて持ちやすいです」
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一方でこんな声も…(グローブをはめた児童)「小さい…」6年生の思い出作りとして行われた今回の試合。ただ、背景には別の狙いもあったといいます。(六ツ美中部小学校・神谷敦仁校長)「将来的には、野球部が今日集まった4つの小学校の子たちで1チームになるという計画が現段階であるので、それにもつながるといいかなと思って」
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岡崎市では、少子化や教育現場の働き方改革などに伴い、中学校では土日の部活動を、学校ではなく地域のクラブ活動に移行させていく制度を今年度から進めていて、今回の試合はこの先中学生になる子どもたちに前もって体験してもらうという意味も。そして、試合は同点のまま最終回を迎え…「チーム翔平」がサヨナラ勝ちし、劇的な幕切れとなりました。参加した子どもたちは…
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(参加した児童)「小学校はサッカー部だったので、野球の試合とかやったことがなかったので、こういう新鮮な機会を与えてくれて楽しかったです」「他の小学校の人たちと楽しく遊ぶことができてよかったです」「ドジャースでもホームラン王になれるよう頑張ってください」「ドジャースに入りたいです!」「一緒にプレーしましょう!」野球を楽しんでほしいという大谷選手のメッセージ、しっかり子どもたちに届いたようです。
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