接客業をしていると、さまざまな人と出会うため『一生忘れられないエピソード』もあるものです。
冥途(@made16g)さんは、探し物をしていた時に出てきたメッセージカードをX(Twitter)に投稿しました。
それは、学生時代に5年半ほどアルバイトとして働いていた、ラーメン店の常連だった親子にもらった感謝の手紙。
親子の想いが詰まった言葉に、反響が上がっています。
当時、来店した母親と、障がいを持つ子供の接客をよくしていた投稿者さん。
ある日「就職するから3月30日の出勤が最後なんです」と伝えると、別れを惜しんだ親子は、最後の日にラーメンを食べに来店してくれたそうです。
その際、投稿者さんはプレゼントである入浴剤とハンカチと一緒に、手紙を渡されました。
投稿者さんの記憶によると、子供は保育園を卒園するだろう年齢。幼いながらも、想いを伝えようと一生懸命に書いていて…。
いつもおいしいラーメン作ってくれてありがとうございます。
違うお仕事も頑張ってください。
手紙の周囲にも「頑張れ」の文字が書き込まれており、投稿者さんを鼓舞しようという気持ちが伝わってきますね。
子供の想いを受けて嬉しく思った投稿者さんは、母親からのメッセージにも心を打たれます。
いつも優しいお姉さんへ
子供と2人が多く、いろいろつらい時も、お姉さんの声掛けのおかげでとても救われました。
新しい職場で新社会人となり、たくさん大変なことあると思いますが、無理せず自分らしく、頑張りすぎず頑張ってくださいね。
本当にありがとうございました。
子供がどうしても最後に会いたいということで来店しました。私もお礼いいたくて。
手紙によると、プレゼントは子供自身が一生懸命に選んだとのこと。
接客をしてくれた投稿者さんのことが、大好きだったのでしょう。
手紙を改めて読み、涙がにじんだ投稿者さんは、このようにコメントをしています。
「頑張ってきてよかったな~」って思った。
ハンカチ、今でも大切に使っているよ。ありがとう。
その後、投稿者さんは障がい者支援施設で働いているといいます。
店員と客の心温まるエピソードに、多くの人が反応しました。
・涙が出た。親子と投稿者さんに幸あれ!
・接し方や言葉で、客は店員に救われ、店員は客に救われることがある。世の中って素敵やん。
・こういうのに弱い。接客業は、つらくともやりがいの宝庫!
・感謝の手紙を渡したくなるほどの接客ですよ…。どれほど素晴らしかったのかが伝わってきます。
心の支えとなる、宝物のような思い出。
感謝の言葉を読み返すたびに、元気をもらえることでしょう!
[文・構成/grape編集部]