単発バイトでも被害阻止 配属先コンビニで貢献 村上さんに市原署感謝状 電話de詐欺

単発アルバイトとして登録し、たまたま配属された市原市の「セブン-イレブン市原山木店」で電話de詐欺の被害を未然に防いだとして、市原署の浜田憲明署長は、村上綾子さん(42)に感謝状を贈った。
他社のコンビニ店や飲食店で単発アルバイト経験を積んでいた村上さんは、今回の登録で1月26日に配属されたのが初の職場だった市原山木店。
同署によると、勤務中の夜に市内の70代男性が来店し「パソコンがウイルスに感染して(ギフトカード購入が)必要になった。マイクロソフトに確認した」と話し、8万円分のアマゾンのギフトカードを購入しようとした。
単発バイトのため十分な防犯トレーニングを受けたわけではないが「商品を購入するアマゾンのギフトカードで、マイクロソフトのウイルス対策に8万円をかけるのはおかしい」と詐欺を疑い、自らのスマートフォンで110番通報。適切な対応により、詐欺被害を未然に防いだ。
感謝状を受けた村上さんは「酒類販売時と同じように、電子マネーカード購入時は詐欺が多発していることを伝え、確認する仕組みが必要だと思う」と、詐欺被害防止策を提案した。