一般的な労働契約において、従業員は定められた就業時間に出社するのが基本です。
しかし、アクシデントに巻き込まれ、「やむを得ず遅刻しまった」という経験はありませんか。
ヤギの人(@yusai00)さんは、非常時における会社の対応について、私見をTwitterに投稿しました。
例えば、通勤電車の遅延で出社が遅れてしまった時に「非常事態を見越して、早めに家を出るように」という指示を出す会社があります。
会社としては「契約に沿った業務をおこなえるよう、時間的な余裕をあらかじめ確保してほしい」と考えているのでしょう。
そういった会社に対し、投稿者さんは「非常事態を考慮して、余裕をもって対応できる体制を整えるため、会社は多めに従業員を雇うべきでは」という持論を述べました。
電車が止まって遅刻した時に「電車が止まるかも知れない可能性を考慮して、就業時間より余計に早く着くように家を出るべき」と求める会社は、「社員が急に会社に来られなくなるかも知れない可能性を考慮して、常に余裕をもって社員を雇っておくべき」なんだ。
ヤギの人さんと同意見の人は多く、「リスク管理は会社や経営者の義務だと思う」「私が辞めたら業務が破綻する、今の弊社と同じような状況」といった声が寄せられました。
ただ、中には「就業時間よりも早く着くように出社するのが当たり前だと思っていた」「非常事態に対応するために従業員を増やすと、1人あたりの給与は減りそう」という意見も。
さらに、「労働者の立場になって考えられる経営者も望まれるのでは」とコメントするユーザーも現れました。
※写真はイメージ
同じ組織に属していても、立場によって、状況のとらえ方は、ガラリと変わります。
また、社会という観点では、労働者や経営者だけでなく、消費者という立場も存在します。
視野を広く持って、いろいろな立場から物事を考えることを、大切にしたいものですね。
[文・構成/grape編集部]