「エアギター」でよそ見運転した男が歩行者をはねる 「頭の中が…の画像はこちら >>
アメリカで、路肩を歩いていた男性が車にはねられ死亡。車を運転していた男が逮捕された。『People』『CBS News』などが報じている。
3月21日午後2時頃、アメリカ・ミネソタ州在住の男A(21)がラジオを聞きながら自車を運転し、国道を走行していた。しばらくして好みの曲がかかったため、それに合わせて「エアギター」をプレイ。すると突然、エアバッグが開いたそうだ。
驚いたAがハンドルを右に切ったところ、車は路肩に乗り上げた。しかしそこには、歩行者の男性Bさん(61)がいたのだった。
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Aの車はBさんをはねて停止。すぐに救急車が呼ばれるも、Bさんの死亡が確認された。そしてAは、駆け付けた警察官によって、危険運転過失致死傷の疑いで逮捕された。
Aは容疑を認め、「(音楽で)頭の中がめちゃくちゃになった。目線を落としていたが、気付いた時には誰かに衝突していた」などと供述。有罪となれば、最大で禁固刑10年の可能性もあるという。
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またAは、Bさんに対する事故を起こす数時間前にも、別の「交通事故」を起こしていた。
Aは警察車両に自身の車を接触させ、捜査員に「仕事が終わって帰宅途中だった。激務の疲れから運転中に寝てしまった」などと説明。居眠りに起因する事故だが軽微なものだったため、捜査員は違反切符を切るにとどめたという。
また飲酒検査でアルコール反応が出たものの、法定基準値以下だった。Bさんの事故時も、同様の数値だったと伝えられている。
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Aの逮捕が報じられると、ネット上では「事故直後は普通注意するのに。全く反省していない」「エアギターごときでエアバックは開かない。車会社に責任を押し付ける最低男」「一生涯にわたって免許取り消しでいいと思う」などと、Aを批判する声が集まった。
他にも、「今後は運転禁止事項にエアギターを加えましょう」「警察が1度目で逮捕しておけば、Bさんは生きていた。防げた事故」「毎度のごとく、何もしない無能警察」などと、警察の対応を批判する声もある。