「失礼だから、あまり他人をじろじろ見ないこと」という教えは、誰もが子供の頃に、身近な大人からいわれたはず。
見ず知らずの人に突然注視されたら、「何か変なことをしただろうか」と心配になったり、不快になったりするものですよね。
…しかし時には、よくないと思っていても、つい他人をじっと見てしまうケースもあるようです!
ある日、電車を利用していた、tame(@shunmitamura56)さん。
駅に到着し、電車のドアが開くと、見知らぬ女性がtameさんの腹部をじろじろと見ながら乗車してきたといいます。
「えっ、自分の腹部に虫でもついているのかな…!?」
女性の行動を受け、tameさんはあせって腹部を確認。
視線の先にあったものを見て、安堵すると同時に納得したのです。なぜならば、そこにはこんな缶バッジが付いていたのですから…!
缶バッジに書かれているのは、『道路を歩いているイモムシを草むらに戻す会』という文字!
tameさんは、神奈川県川崎市で活動する、特定非営利活動法人『かわさき自然調査団』のメンバーです。 昆虫を調査しながら、その生態を見守っています。
イモムシがうっかり道路に迷い込んでしまうと、危険な目に遭う可能性も。小さな命を守るため、そっと安全な草むらに戻す活動を心がけているのです。
ハートフルな活動を主張する缶バッジに、ネットでは多くの人が笑顔になりました!
・なんという素敵な活動。これは見るわ!
・自分も『道路に迷い込んだカマキリを草むらに戻す会』として勝手に活動をしています!
・スルー不可避のインパクト。自分も笑顔で見つめちゃうと思う。
生き物への愛と優しさにあふれた、tameさんの缶バッジ。
きっと女性も、素敵なバッジを見て心が温まったのでしょう。はたまた、「素敵ですね」と声をかけようかと悩んでいたのかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]