新潟駅のリニューアルに伴い先日、その役目を終えた新潟駅万代口バスターミナル。4月6日、長年の活躍に感謝し、別れを惜しむイベントが開かれ、多くの人でにぎわいました。
3月30日、65年の歴史に幕を下ろした万代口バスターミナル。
【新潟出身・栃木在住の人】
「最終日なので、何か残せればと思って来た」
【小学生の頃から利用していた人】
「すべての番線から楽しみが湧き出てくるような本当に素晴らしい場所だった」
別れの日からちょうど1週間。6日に開かれたのは万代口バスターミナルとのお別れイベントです。
【新潟交通 乗合バス部 山田快多さん】
「SNS界隈で惜しむ声が非常にたくさん聞かれて、このまま取り壊されてなくなってしまうのは非常にもったいないと考えていて」
多くの惜しむ声に応えようと開かれたこのイベント。
万代口バスターミナルと言えば、全国的にも珍しい“スイッチバック”運転。
誘導員の笛の音が思い出されますが…この日は、参加者が誘導の笛を体験!さらに、本来はお客が乗っていない状態で行われるスイッチバック運転に乗車する体験も。
【乗車した人】
「このスイッチバック式のバスターミナルは全国でも貴重な存在になっている。ふだんは絶対に乗れないところなので、最初で最後の良い新鮮な体験になった」
【乗車した人】
「いや~、なんか寂しい。本当に良い思い出になった。最後に乗れて」
そのほか、万代口バスターミナルを高所作業車から見下ろしたり、チョークで思い思いの絵を描いたり、営業中にはできない体験で最後の姿を惜しみました。
万代口バスターミナルは8日から解体に関する作業が行われていて、今後、万代広場の一角として生まれ変わります。