スギ花粉が大量飛散中 九州~関東は連日「非常に多い」最盛期入りも 帰宅後も対策を

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きょう1日も季節を先取りした暖かさが続き、スギ花粉が大量飛散中とみられます。この先も、九州や関東などで連日「非常に多い」予想が出ていて、まさに最盛期入りの所も。花粉症の症状を少しでも楽にさせるために、帰宅後にできる対策とは?
きょう1日もスギ花粉が大量飛散中

きょう1日、きのう28日に続いて、全国的に季節を先取りした暖かさとなっています。気温が高い上に、風もやや強く、花粉が多く飛散しやすい気象条件となっています。九州から関東の所々で「非常に多い」予想が出ていて、スギ花粉は大量に飛散中とみられます。すでに九州だけでなく、関東でもスギ花粉の最盛期に入ったとみられ、2月末(27日)までの東京多摩地区の花粉飛散量を累計すると、昨年の同時期と比べて「約20倍」となっています。まだスギ花粉の飛散は始まったばかり。今シーズンの花粉飛散量は、広い範囲で昨年より「非常に多く」、例年に比べても関東甲信や東北の太平洋側などで「非常に多い」予測となっています。まだ花粉症の症状が出ていない方や、これまで花粉症とは無縁だったという方も、注意が必要でしょう。少しでも楽に過ごすために、帰宅後にできる対策をできる限り行いましょう。
帰宅後の花粉対策

家の中に「花粉を持ち込まない」ことが大切です。外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するので、帰宅後は早めにお風呂に入って、しっかりとシャンプーをするのも効果的です。花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。