ライカム交差点のロウワー・プラザ住宅地区 地権者会が跡地プラン案を決定

【沖縄・北中城】米軍キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の地権者会(吉村正夫会長)は28日、返還後の土地利用のイメージを示したプラン案を決めた。2023年度は誘致企業の検討や交通量の推計を進め、道路や各街区の配置や面積を固めた「跡地利用計画案」を策定する方針だ。
関連記事返還まで緑地公園に ロウワー・プラザ共同使用を閣議決定 米軍キャンプ瑞慶覧 23ヘク・・・ 【東京】政府は27日、2024年度以降に返還が予定される米軍キャンプ瑞慶覧内のロウワー・プラザ住宅地区(約23ヘ・・・www.okinawatimes.co.jp 跡地利用面積は計26ヘクタール。プラン案では商業・サービス用地と、産業、住宅用地、緑地を配置した。
沖縄市のプラザハウスショッピングセンター前から北中城村屋宜原を結ぶ道路や、県道85号沖縄環状線からキャンプ瑞慶覧アッパープラザ地区への道につながる交差点を北側へ移動できないかも検討中。いずれも、市や村が沖縄防衛局や南部国道事務所などと意見交換している。
土地の引き渡し後、速やかに跡地利用できるよう、地権者の同意を得た上で土地区画整理組合設立へ向けた準備会を24年度に結成したい考え。
吉村会長は「国際色あるまちづくりをしたい。中部の真ん中に拠点ができることは、県経済に高い効果が見込めると考えている」と話した。
(中部報道部・屋宜菜々子)