駐屯地開設へ準備着々 陸自、石垣島に車両15台搬入 防衛協会の会長「南西諸島の防衛体制が整う」

【石垣】陸上自衛隊石垣駐屯地の3月中旬の開設に向け、陸自は28日、民間貨物船を利用して、部隊運用に必要なトラックなどの車両約15台を石垣港に運び込んだ。中心的な役割を担う第15旅団司令部八重山準備隊長の井上雄一朗1等陸佐ら幹部数人は、空路で石垣入りした。3月1日以降の本格的な搬入作業を見据え、着々と準備が進む。
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石垣空港では八重山防衛協会、八重山自衛隊家族会、隊友会八重山支部の計約20人が幹部を出迎えた。防衛協会の三木巖会長は本紙の取材に「いよいよ南西諸島の防衛体制が整う」と語った。
(八重山支局・粟国祥輔)