焼失した首里城の破損瓦を使ってシーサーを作るワークショップが3月23日、豊見城市のおきなわ工芸の杜で開かれた。沖縄シーサー協会の会長でシーサー作家の宮城光男さんが沖縄の歴史や文化を紹介し、参加者約20人が個性あふれるシーサー作りを楽しんだ。
首里城の破損瓦をシーサーの体の一部に付けて再利用した。同協会は「首里城福光巨大シーサープロジェクト」と題して、破損瓦を使った巨大シーサーの設置に向けた取り組みも進めている。宮城さんは「破損瓦を使ったシーサーで沖縄から平和や調和の精神を伝えていきたい」と話した。
親子で4体のシーサーを作った那覇市の名嘉眞朝洋さん(40)は「首里城の復興に向けた巨大シーサーのプロジェクトも面白そうなので、周囲にも声かけしていきたい。成功すればいい話題になる」と期待した。(整理部・榮門琴音)焼失した首里城の破損瓦を再利用 親子で楽しみながらシーサー作…の画像はこちら >>