大阪・吉村洋文知事、「万博会場」生出演で「大屋根リング」で「私案」披露…「僕的には、この場所で一部でも残せるような形にした方がいい」

大阪府の吉村洋文知事が13日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜・午前8時。読売テレビ制作)に生出演した。
この日は来年4月13日に開幕する大阪・関西万博の会場から生放送。テレビ局としては初めて万博のシンボル=木造巨大屋根の「リング」内に特設セットを設置して生放送した。
吉村氏は、1周約2キロ、高さ最大20メートルで、完成すれば世界最大級の木造建築物となる「大屋根リング」の万博閉幕後の扱いを出演者から問われ「最終的には、万博の開始前に大阪府・市で万博の跡地も含めてどうするかという町づくりの絵姿を示します」とした上で「僕的には、これだけ素晴らしいリングです。恐らく万博会場来られた人は、これ目当てに来られる人もいるぐらいのものができると思います。日本人ってもともと1000年以上、寺社仏閣、木造建築物と共に暮らしてきたなかで世界でも木造の大切さは再認識されていますから」と述べ「民間との公募なんかもありますけれども、何とか一部でも残せるような形にした方がいいんではないかなと思います」と私案を明かした。
さらに残す場所は「この場所で一部でも」と述べ「全部は難しいかも分かりませんけど。一部でもこういった形が残ってレガシーとしてなっていった方がいいのではと僕は思っています」と明かし「ただ、ここは民間の公募も含めて万博の開始前までに方針を決定します」と述べた。