空気中の花粉やほこりを取り除ききれいに保ってくれる空気清浄機。毎日のように使う家電であり、ずっとつけっぱなしにしているという人も多いのではないでしょうか。
ただ長時間つけっぱなしにしていることで電気代が高くなったり、火事や故障の原因などのトラブルになったりするのではと、リスクも気になるとのこと。
空気清浄機をつけっぱなしにすることで何らかの悪影響はあるのか、関西電力グループの情報メディア『WITH YOU』からご紹介します。
『WITH YOU』によると、一般的な空気清浄機は24時間常に稼働させていて問題ないとのこと。
むしろつけっぱなしにしておいて、空気を常に循環させておくほうが効果的なのだそうです。
ただし、湯沸かし型・スチーム型の加湿器をはじめとする、高温にした水を使って蒸気を発生させるタイプのものについては、長い時間使用すると本体が熱を持ってしまうので注意が必要とのこと。
水をあたためて使用するタイプの空気清浄機については、長い間つけっぱなしにはせず、こまめに様子を確認するようにしましょう。
家電を一日中つけっぱなしにするとなると、やはり電気代への影響が気になるところです。
空気清浄機にかかる電気代は、機器が対応する部屋の広さや運転モードなどによって異なります。一例として、20畳対応の空気清浄機を、「弱」などの最も出力が低い運転モードで8時間運転した場合、1日の電気代は約5円です。24時間つけっぱなしにした場合だと、1日の電気代は約15円(これは、電気代が1kWhあたり31円の想定での試算です)。
WITH YOU(関西電力グループ) ーより引用
1日にかかる電気代が15円ほどとなると、1か月ぶんでも450円ほど。電気代の面から考えれば、空気清浄機をつけっぱなしにするデメリットはさほど大きくないといえるでしょう。
気になる場合は、省エネモードなど通常運転よりも節電できるモードを選んだり、寝ている間は消して、朝起きたらスイッチを入れるなどの使い方がおすすめです。
空気清浄機を長い間つけっぱなしにしておいても、火事や故障のリスクも低いとのこと。電気代は月に数百円ほど高くなってしまいますが、空気清浄機を長時間使い続けるデメリットはほとんどないといっていいでしょう。
[文・構成/grape編集部]