2100万円をだまし取られる特殊詐欺 90代の会社役員の女性 孫をかたる男の電話で見知らぬ男に現金を渡す

愛知県蒲郡市に住む90代の会社役員の女性が、孫をかたる男から電話を受け、自宅にあった現金2100万円をだまし取られました。
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警察によりますと4月16日午前11時ごろ、蒲郡市に住む90代の会社役員の女性の家の固定電話に、男の声で電話がありました。男が「おばあちゃん」と声をかけたため、女性が孫の名前を呼ぶと、男は「そうだよ」と返答し、「トイレにカバンを置き忘れて、きょう中にお金を払わないといけない。代わりの人がお金を取りに行くから渡してあげて」と女性に伝えたということです。孫だと信じた女性は約2時間後に自宅を訪れた見知らぬ男に、現金2100万円を手渡しました。その後、別居する家族と連絡して詐欺だと気づき、警察に通報したということです。現金を受け取りに来た男は30歳ぐらいで、黒色のジャンパーと青っぽい色のズボン、白色のスニーカーをはいていたということです。警察は、詐欺の疑いで防犯カメラの映像などを調べていて、非通知や知らない番号からの電話には出ないように呼びかけています。