2日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、中国で「愛媛38号」という名前で栽培・販売されているみかんの品種について、愛媛県で試験栽培されていた可能性があると報道。コメンテーターとして出演していた社会学者・古市憲寿氏の発言に波紋が広がっている。
問題となっているのは、中国のSNSなどで出回っている「愛媛38号」という名前のみかんのPR動画。動画に出演している男性は、みかんのジューシーさをアピールするためにみかんを握りつぶして果汁などを出しており、「これがわが四川省眉山の『愛媛38号みかん』です」と呼びかけていた。
>>古市氏「湯船に入ることが汚い」温泉に持論 「そういう問題じゃない」視聴者から呆れ声も<< この品種は市場には出回っていないものの、愛媛県が試験的に栽培していたとのこと。愛媛県の中村時広知事はこの事態に対し、「確認は取れていない」とした上で、20数年前に視察団が来た際に無断で持ち出された可能性があると説明しているという。 この騒動について話を振られた古市氏は、「でもこの中国の動画、みかんをすごくおいしそうにプレゼンすることがうまいなと思って」と発言。「ひるがえって日本の各農家さんが、じゃあこれくらいの動画とかを使って海外に向けてみかんを売れてるかっていうと、全然そうじゃないところも多いと思うんですね」と指摘した。 また、古市氏は「“競争力”っていう意味でもこういう商標登録の面とかをちゃんと守りながら、近年海外に向けて輸出することってすごく大事になってくるんじゃないかなって思いますね」と発言。 また、SPキャスターとして出演していた実業家の大空幸星氏も古市氏の意見に賛同。「中国のバイタリティーみたいなものは、日本には間違いなくないですよね」と話していた。 しかし、この一連の発言にネット上からは、「そこで中国のプレゼンを褒める古市氏が解らん」「プレゼンが上手いとかの話ではないのになんで論点ずらすのか」「プレゼン上手けりゃ盗んでも良いってこと?」「問題は流出したことでしょ」「なんで中国褒める方向になるの?」といった苦言が殺到していた。