警察官が製作!「すごろく」で考える子どもの交通安全

通学中の子どもたちが事故に遭わないようにするため、愛知県警瑞穂警察署の警察官が考えたのは、「すごろく」で楽しくルールを学ぶことでした。
2024年4月21日、名古屋市瑞穂区の陽明小学校で行われた「交通安全フェスティバル」。瑞穂警察署や学区の連絡協議会などが開いたもので、この学校に通う子どもたちをはじめ、多くの親子連れが集まりました。
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イベントは、瑞穂警察署の浅田大一署長が挨拶し、愛知県警の音楽隊による演奏でスタート。ディズニー映画のテーマソングなどを演奏し、演奏の合間には音楽隊の隊長が「道路に飛び出さないこと」「自転車に乗る時にはヘルメットをかぶること」などを子どもたちに呼びかけました。
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さらに、愛知県警のYouTubeに掲載されている交通安全啓発ソング『愛を知る街~DRIVE in AICHI~』を、この曲を作曲・演奏している瑞穂警察署交通課の警察官の歌に合わせて演奏しました。
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そのほか、自転車シミュレータの体験やせっけん作りなどのブースが出る中、今回の目玉は警察による「すごろくブース」。
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「家族みんなで交通安全通学ゲーム」と題したすごろくは、瑞穂警察署交通課がオリジナルで製作。ルーレットで出た数のマスを進んでいきますが、「手をあげて横断歩道を渡った」「信号がチカチカしていたので横断歩道の手前で止まった」など、安全な行動をするマスに止まるとお菓子がもらえ、反対に「道路をななめに歩き車とぶつかりそうになった」「自転車に乗る時にヘルメットをかぶらなかった」など危ない行動のマスに止まるとお菓子を失います。
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途中には、「止まれの標識があるところを歩くときにはどんなことに気をつけたらいいか話し合おう」「自転車の安全な乗り方について話し合おう」など、対話を促すマスも入っています。
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そして、最後には安全に過ごすための約束を3つ決め、一緒に遊んだメンバーに向けて発表したら、ゴールです。
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実際、体験した小学生に約束したことを聞いてみると…
(すごろくを体験した小学生たち)「①信号をきちんと見る、②標識をきちんと見る、③曲がり角ではしっかり止まって右左を見てから曲がることを約束した」「(約束したことは)①道路を渡るときはちゃんと右左を見ること、②信号を無視しないこと、③自転車ではスピードを出しすぎないことです」それぞれ自分の通学路などを思い出しながら、約束を考えたようです。
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警察官お手製のすごろくについては、「交通ルールをちゃんと学べたし、友達と遊べて楽しかった」、「お菓子が増えたり減ったりするところが楽しかった」との声が上がりました。小学校高学年の女の子は…(女の子)「普段は交通安全について話し合うことはほとんどなかったので、楽しく話せて学べて良いなと思った」(母親)「自分たちで気をつけていることを再確認できたことが良かった」
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(瑞穂警察署 浅田大一署長)「すごろくは子どもだけでなく、親やおじいさん、おばあさん、家族みんなで交通安全を勉強してもらうきっかけになればと署員がイチから作りました。きょうは大勢の方が体験して交通安全について考えてくれて嬉しいです。この輪が広がっていくと安心安全につながると思います。登下校中の子どもたちは、横断歩道を渡る時には、必ず一回止まって右左右を見て、手を挙げて渡ってほしいです」
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このすごろくは今後も瑞穂区でのイベントなどで活用していくということです。瑞穂警察署は子どもたちが事故に遭わないよう、日頃から家族で話し合ってほしいとしています。