サッカー明治安田J1リーグ・アルビレックス新潟は4月20日、アウェーで京都と対戦。今シーズン勢いに乗るストライカーの活躍でリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にしました。
コンディションが整わない選手が多く、今節の試合メンバー18人中13人が3日前のルヴァンカップ・アウェーいわき戦に帯同したメンバーという厳しい台所事情の中、敵地に乗り込んだ20日。
【松橋力蔵 監督】
「ベストな選手もいれば、まちまちなのもあると思うが、ゲームホイッスルが鳴れば、そこはもう全く関係ないと思っている」
アルビと同じくリーグ戦ここまで5試合勝利から遠ざかっている京都と対戦しました。
なんとしても先制点が欲しいアルビ。積極的にボールを奪いに来る京都に対して、この日は、細かくパスをつなぐこれまで積み上げてきたスタイルにこだわらず、ロングボールも使って相手ゴールに迫ります。
前半34分、前線へのロングパスに反応した松田のシュートはキーパーに弾かれますが、こぼれ球をつないで最後は谷口がダイレクトでゴールに流し込みます。しかし、これは松田のオフサイドの判定で取り消しに。
それでも得点と勝利への執念を持ち続けた谷口。ロングパスからチャンスが生まれたのは後半14分でした。
ディフェンスラインの裏をつくパスから藤原が折り返し、松田がシュート。これは相手ディフェンスに跳ね返されますが、こぼれ球を松田・高木が何とかつなぎ、最後は谷口がトラップからの反転してシュート!
これぞストライカーという谷口の一発でアルビが先制に成功します。
【谷口海斗 選手】
「ゴール前で松田選手だったり、高木選手だったりが粘り強く耐えてくれて、最後自分が決め切るという気持ちでゴールに向かって振れた。それがうまく決まってくれてよかった」
その後はホームで負けられない京都がアルビゴールに迫りますが、選手全員で貴重な1点を守り切ったアルビ。ホーム開幕戦以来となるリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にしました。
【谷口海斗 選手】
「リーグ戦はなかなか勝てていなかったし、連戦ということもあって、チーム全員で勝利をつかめたと思う」
【松橋力蔵 監督】
「11人で攻撃して、11人で切り替えて、11人で守備をするというところがしっかり表現できたからこそ無失点につながったと思うし、これは最後まで続けていかなければならない」
勝ち点3を積み上げたアルビは11位に浮上。次節はホームで4月27日、FC東京と対戦します。