大和書房は4月20日、『「親業」のはじめかた 思春期の子と心が通じあう対話の技術』(近藤千恵/親業訓練協会 著)を発売する。
「親業」とは、米国の臨床心理学者であるトマス・ゴードン博士が考え出したコミュニケーション方法で、子どもとの間に心のかけ橋をわたす対話の技術を、親が無理なく実践できるようなやり方で示している。著者は、この「親業( PET )」インストラクターの資格を取得し、親業訓練協会を設立したの近藤千恵氏。
同書では、「親業」における基本的な方法として、「聞くこと」(子どもが心を開いてほんとうの気持ちを話すように接する)、「話すこと」(親が子どもに自分の気持ちや考えを率直に伝える)、「対立を解くこと」(親も子どもも満足できる解決策を話し合いで探す)の3つの方法を提示。それぞれの方法について、さまざまな親子の実際の会話を取り上げながら解説されている。
「子どもに対してイライラしたり、怒ってばかり」「最近、子どもが何を考えているかわからない」「子どもと話をするたびに言い合いになってしまう」「自分で道を見つけて生きていける子に育ってほしい」……、そんな悩みを抱えている方に向けて、どんなふうに子どもと向き合えばよいかを身につけることができる一冊となっている。
第1章『親業ってなに?』、第2章『子どもの気持ちがわかる聞き方能動的な聞き方』、第3章『親の思いが伝わる話し方わたしメッセージ』、第4章『親も子も納得の問題解決法勝負なし法』、第5章『実例集親と子の会話から』で構成されており、全240ページ。価格は1,760円。