「年収が下がっても夫・妻には好きな仕事をしてほしい」と考える”シアワセ夫婦”の割合は?

エン婚活エージェントは2月28日、「夫婦に関する調査」の結果を発表した。調査は2022年3月10日~20日、首都圏一都三県および関西二府一県在住で、夫婦でのアンケート回答が可能な30歳~49歳の夫婦1,663組を対象にインターネットで行われた。

都市部在住であることを反映してか、今回の調査対象者における有職者は、男性9割、女性8割と、ほとんどが共働き夫婦。仕事に関する意識や行動についての14の設問を投げかけ、「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている“シアワセ夫婦”の割合を調査した。

その結果、“シアワセ夫婦”の回答割合が多かったのは、「例え年収が下がったとしても、配偶者には好きな仕事に就いてもらいたいと思う」で、夫・妻の回答ともに、シアワセ夫婦割合は6割近く。また「キャリアの追求のためには、ある一定期間二人の時間を持たなくても良い」は共に3割程度にとどまり、シアワセ夫婦は、お金よりも互いの人生の充実や夫婦の時間を重視する傾向にあることがわかった。

さらに、夫の育休取得について聞いたところ、「出産後には自分が育休を取得したい」と夫が意欲的だと、シアワセ夫婦割合はおよそ7割と高い割合に。一方で、「出産後には配偶者に育休を取得してほしい」の妻の回答を見ると、シアワセ夫婦割合は4割にとどまり、「夫には育児には意欲的な姿勢でいて欲しい、でもしっかり働いてもらい世帯収入は落としたくない」と言う本音がうかがえる結果となった。

続いて、仕事上の飲み会への理解について聴取したところ、夫と妻で3倍の温度差が。「仕事関係の飲み会は仕方がない」では、夫・妻の回答ともにシアワセ夫婦割合は4割程度とシアワセ度にさほど影響はないが、回答者数でみると、夫134人に対し妻は49人と、夫婦で3倍近くの開きが。夫は「仕方ない」、妻は「仕方ないと思えない」という温度差があることが浮き彫りとなった。