米ゴールドマン・サックスが選定した日本株「セブン・サムライ」7社の平均年収ランキング、1位は?

SalesNowは4月19日、日本株「セブン・サムライ」に選定された7社の平均年収ランキングを発表した。調査は2023年4月1日~2024年4月1日、データベースSalesNow DBより、「メイン業界」を抽出し、ランキングを作成した。

今年2月、ゴールドマン・サックスが日本の株式市場を代表する「セブン・サムライ(七人の侍)」を選定したことが報じられた。今回、日本全国540万社の企業情報を網羅した日本最大級のデータベースSalesNow DBにおいて、セブン・サムライに選定された注目企業7社の平均年収についての調査が行われた。

第1位となったのは三菱商事。三菱グループの大手総合商社で、五大商社と呼ばれる企業の1つで、事業領域は石油やLNGなどのエネルギーをはじめ、マテリアル、金属、社会インフラ、モビリティ、食品産業など幅広く、世界中で展開している。

第2位は東京エレクトロン。半導体製造装置、ディスプレイ製造装置などを手掛ける大手企業。半導体の高性能化に欠かせない電子回路パターン形成で高い技術力を持つのが強みで、数多くの製品群で世界シェアトップクラスを誇っている。

第3位はディスコ。半導体の精密加工装置と加工ツールのメーカー。製造するのは半導体や電子部品の材料となる素材の切断・切削・研磨を行う装置で、世界トップクラスのシェアを誇っている。ウェーハメーカーや半導体メーカーが主な顧客となっている。

第4位はアドバンテスト。半導体や部品をテストする装置を手掛ける大手電子機器メーカー。主力製品の半導体試験装置では、世界トップクラスの市場シェアを獲得している。テスト工程の周辺機器も関連製品も開発・製造している。

第5位はSCREENホールディングス。半導体や液晶製造装置などを製造する企業グループの持株会社。半導体製造装置事業では、世界トップシェアの洗浄装置をはじめ、検査・計測装置などを展開。印刷機やディスプレイ用の装置でも高いシェアを誇っている。

第6位はトヨタ自動車。日本最大手の自動車メーカーで、トヨタグループの中核企業。世界最大の自動車メーカーの1つでもあり、売上高やブランド力も世界で上位を誇っている。合理性を追求した生産管理システムも有名な特長。

第7位はSUBARU。人気車種「スバル」を手掛ける日本の自動車メーカー。トヨタ自動車の持分法適用会社の1つでもある。創業時は航空機のメーカーで、現在も自動車と航空宇宙分野の2つの事業を展開している。