4月の大学を襲う“ランチ問題”、学生達から悲鳴 「学食・コンビニが満員電車レベル」

4月も残り1週間──。この春、大学に入学した新入生は履修登録や新歓コンパ、アルバイト探しで忙殺されたことだろう。
現在、Xではこの時期の大学生が悩まされる「問題」が話題を呼んでいて…。
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事の発端は、4月中旬に投稿されたあるXユーザーのポスト。内容としては、4月は大学の学食が混みすぎて昼食を食べるのに苦労しているというもの。
大学によって多少異なるものの、学食はそばやカレーライス、定食などが500円前後で食べられることで学生から人気だ。近年は、カフェのようなオシャレな学食やレストラン顔負けの本格的な料理を提供するところも増えている。
ただ、新入生が入る4月の学食は、お昼時になると人で溢れ返ることも珍しくないのだ。

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春先の大学生を悩ませる「ランチ問題」はXで話題に。
「この時期の学食の混み具合は凄まじい」「春はやる気のある1年生が多くて大学も駅も混むからだるい」「家近いなら家で食べるのが最適解」「4月は学食激混みで毎日うんざり」など、学生たちの悲鳴があがっている。
4月の大学のランチ事情について、現役の大学生に話を聞いた。
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都内の大学に通う現在3年生のAさんは、学食に限らず、春先は大学近くで食事するのに苦労しているとため息をつく。
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「お昼時の学食は100人近い人がいて、入口に行列ができるレベルです。大学近くのコンビニも店内が満員電車状態ですし、近隣の飲食店も満席で入れません。この時期は、学校に行く前に家の近くでパンやおにぎりを買って、教室で食べるようにしています」(Aさん)。

2022年4月にコロナが落ち着いた大学の様子を取材した際も、明治大学の学生から「落ち着いて昼食を食べる場所がなく、ラウンジまでお弁当を食べる学生で溢れている」という悩みを打ち明けられたのが印象的だった。
春の大学生を襲う「ランチ問題」は毎年恒例なのかもしれない。

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ただ、1年中このような状態が続くわけではないようだ。Aさんからは、「5月の連休や夏休みが明けると、人混みが落ち着く印象です。時間が経つにつれて、1年生の中で『大学は毎日行かなくていい』と考える人が増えるからではないでしょうか」というコメントが寄せられている。
入学したばかりの頃は右も左も分からず、朝から大学に足を運ぶ新入生が多い。記者が大学生だった頃も経験があるが、徐々に「この授業は出なくても何とかなる」「この日は昼から行けば問題ない」など、サボり方を覚えていくのだろう(もちろん、学生として褒められることではないと記しておく)。
入学してまだ学食を堪能できていない新入生は、時期を改めて行くと、状況が変わっているかも。

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斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。