ロシア軍の高性能レーダーシステム ウクライナ軍のドローンが撃破か「探知能力は著しく低下した」

爆撃を支援していたレーダー。
ロシアの高性能レーダーシステム「Nebo-M」をウクライナ軍のドローンが破壊したと2024年4月16日、ウクライナメディアが発表しました。
ロシア軍の高性能レーダーシステム ウクライナ軍のドローンが撃…の画像はこちら >>移動式のレーダーシステムであるNebo-M(画像:ロシア国防省)。
これはウクライナの一部メディア向けにウクライナ保安庁が伝えた話とのことです。
同システムはウクライナとの国境に位置するブリャンスク州に設置されており、700kmの空域を監視していたそうですが、7機の自爆ドローンに攻撃され破壊されたそうです。
車両に搭載できる移動式レーダーで、価格は約1億ドル(約150億円)。F-22やF-35のようなステルス機能を有する第5世代戦闘機や長距離弾道ミサイルの探知も可能といわれていおり、S-300、S-400などの対空ミサイルシステムとデータリンクすることで、敵の情報を共有し、素早い対応が可能となっています。
また、今回破壊された「Nebo-M」は、頻繁にウクライナへの攻撃に使われている、防空網の外からの投下が可能な滑空爆弾による爆撃を支援していたとみられており、ウクライナ北部国境沿いの空中目標を探知するロシアの能力を著しく低下したと、ウクライナ保安庁の関係者は伝えたとのことです。