みなさんは『数学のテスト』と聞いて、何か思い出すことはありますか。
授業で習った公式を使って、問題を解くのが得意だった人も、そうでなかった人もいるでしょう。
@nagasode_sanさんがX(Twitter)に投稿したのは、高校1年生の頃のエピソード。
数学のテストを受け、返却された解答用紙に、先生からのメッセージが書かれていました。
こちらの写真をご覧ください。
投稿者さんは問題を解くために、式を書いていましたが、答えを導き出した後に消していました。
答えは合っていたものの、先生の採点は『△』。減点された理由は…。
「ここに書いてあることを、なぜ消してしまったのですか?消していなければ満点をあげました」
投稿者さんに話を聞いたところ、解答用紙を受け取った後に先生と話をしたといいます。
そして、このようにいわれたのだとか。
「答案は、答えを書く時にどう考えたのかを、自分の言葉だったり、式や図を使ったりして書き残すことが大事なんですよ」
先生は、社会に出てから役立つスキルの1つである『自分の考えを人に伝えること』の重要性を、テストの問題を通じて伝えたかったようです。
愛のこもったメッセージを受け取った投稿者さんは「この採点のおかげで、人生が少しプラスに変わった」と振り返っています。
投稿者さんのエピソードに、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。
・数学は、答えを出せばいいわけではなく、どう考えたかが大事なんだなぁ。
・私も、自信がなくて答案の隅っこに書いたものが点をもらったことある…いい先生だった。
・めっちゃ親切で、いい先生だ。こういうことは、AIには難しいかもね。
ちなみに、投稿者さんと先生は、高校を卒業した後もやり取りをする関係性が続いているそう。
テストの解答は、素敵な先生と巡り合うために必要な過程だったのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]