「不注意では済まされない」 猫カフェで発見された『落とし物』

「本当に気を付けてください。よろしくお願いします」
千葉県木更津市にある保護猫カフェ『PURR(パー)』(@neko_cafe_purr)は、X(Twitter)でそう注意喚起するとともに、1枚の写真を投稿しました。
同店によると、店内に客の落とし物があったとのこと。
それは、猫の命をおびやかしかねない、背筋の寒くなる物でした。
落ちていたのは人間用の錠剤で、印字されている識別コードから、処方箋が必要な医薬品『ニフェジピン』と判明しました。
高血圧症や狭心症の治療に使われており、1日1~2回の服用とのこと。おそらく、店内で服用しようと思った人が落としたのでしょう。
もし猫が飲み込んでいたらと思うと、ゾッとしますね。
同店はこの件について、改めて次のようにコメントをしています。
どういった経緯で落ちたのかは分かりませんが、本当に気を付けてほしいです。
食べてしまったら、不注意では済まされません。私たちもより一層、気を付けます。
同店の代表である鈴木真澄さんによると、壮絶な人生を歩んできた保護猫たちに「絶対に守るからね。安心していいからね」と声をかけ、日々接しているそうです。
いつか温かな家庭に譲渡され『大事な家族の一員』となるのを待つ猫たち。その未来を断つ悲劇があってはなりません。
危険な落とし物に驚いた人たちからは、このような声が上がりました。
・本当に、あってはならないことですね。
・人間よりも体が小さな猫が飲んだら、どうなっていたことか…。
・知り合いのペットがまさに、人間用の薬を飲んで亡くなっています。
・自分も薬を服用中なので、万が一にも落とさないよう気を付けたいです。
・保護猫カフェに限らず、子供がいる場所とかで落としても、誤飲の危険がありますよね…。本当に怖い。
何かを失くした場合、スタッフなどに速やかに知らせ、回収するのが肝心。
ほかの猫カフェでは、ヘアゴムなどの落とし物が発見されたケースもあるようです。
ささいな落とし物に思えても、猫が誤飲したら消化器官が傷付く可能性があり、危険だといえます。
猫カフェから帰る際には、身の回りのチェックを入念に行い、失くした物がないかを確認してほしいですね。
[文・構成/grape編集部]