5月の食品値上げは「417品目」 物価高がまたも家計を直撃 「お風呂は入らずシャワーで短く」という20代女性も

5月から、またまた食品が値上げされます…その数、417品目。おさまらない原材料高に、この先どう対処すればいいのでしょうか。
5月の食品値上げは「417品目」 物価高がまたも家計を直撃 …の画像はこちら >>
(街の声 70代 女性)「日常生活に要る物が全て、『あれ、いつの間に上がったの?』みたいな」(30代 男性会社員)「全て値上がりしていて、家計としては苦しい」おさまらない値上げの波。帝国データバンクによりますと、主要食品メーカー195社における「家庭用」を中心とした5月の食品の値上げは、417品目。さまざま値上げが続く中で、街のみなさんは?(40代 男性会社員)「なるべく外食を控えるようにしている」(70代 主婦)「食材を無駄にしない。使い切る」(70代 主婦)「(収入は)年金で、額が決まっているので」Q節約するしかない?「それしかない」
CBC
(50代 女性会社員)「(スーパーで)安い所があればチラシとか見ていくようにしている」(20代 女性会社員)「お風呂は入らずにシャワーで短く」「お湯をためずにシャワーだけで。一週間に一回はつかるけど、そのほかはシャワーで済ます」ちょっとでも懐をあたたかくしたいという人の中には…(30代 男性会社員)「楽天のポイントをためている」(40代 男性会社員)「フリマアプリにはまっている。家の物で売れる物があれば売ろうと。数千円から1万円くらいで売れる」
CBC
(50代 女性会社員)「NISA…」「NISAやってるの!?」一方、アメリカから一時帰国したばかりの会社員男性にうかがうと。
CBC
(アメリカから一時帰国中 30代 男性会社員)Q給料はどうもらっている?「円かドル選べるが、ドル建てでもらっている」Q物価は?「アメリカの方がめちゃくちゃ高い。ハンバーガー1個1000円超える。それと比べたら日本は全然安い。最高」男性は、「帰国中は円安の恩恵を享受したい」と話していました。さて、5月からの値上げですが、細かく見ると、ペットボトル飲料や缶飲料、コーヒー製品など「酒類・飲料」が253品目を占め、全食品分野で一番多いとのこと。
CBC
CBC
また、「原材料」66品目も値上げになりますが、特にオリーブオイル製品はヨーロッパの天候不順が大きく影響し、50%超えの大幅な価格引き上げが目立つといいます。
CBC
こちらは、名古屋市東区の天ぷら専門店「天婦羅 亀彦」。
(畑中大樹記者)「こちらの天ぷら専門店、鍋を見ますと、なんと緑色です。実は、オリーブオイルで天ぷらを揚げているんです」
CBC
CBC
オリーブオイルで揚げることにこだわってきた店です。
CBC
CBC
(天婦羅 亀彦 近藤晃弘店主)「(オリーブオイルで揚げると)味はとても軽い。胃にも優しく、あっさりと食べられる」こちらで使っているスぺイン産のオリーブで作ったオイルについては、取引先から5月納品分からは4月の2~3倍の金額になると言われています。
CBC
(天婦羅 亀彦 近藤晃弘店主)「(値上げを聞いて)びっくりした。9年前から考えると(値上げが続き)通算で7倍くらいの値段になっている。ほかの飲食店はどうしているのかと思う」店主の近藤さんは、メニューの値上げも検討しなければならなくなるかもと困り顔。(天婦羅 亀彦 近藤晃弘店主)Qオリーブオイルは替えられない?「味が変わってしまうと、客がすぐに気付いてしまう。(メニューの価格は)頑張れるところは頑張る。ただ頑張れないくらいの値段を提示されると経営が難しくなる」国内の食品メーカー各社のオリーブオイルは5月1日、5月の納品分から「業務用」で最大80%の値上げ幅になるとのこと。また「家庭用」のオリーブオイルも、5月に最大60%程度値上げするということで、家計への打撃は避けられません。