当時15歳の女子高校生を児童買春した中学校の元校長の男性に免職の懲戒処分【新潟】

18歳未満の女子高生に児童買春をして逮捕・略式起訴されていた新潟市の中学校の元校長を務めていた男性について、新潟市教育委員会は3日付けで男性を免職の懲戒処分にしたことを発表しました。

3日、免職の懲戒処分を受けたのは新潟市東区の中学校の校長を務めていた新潟市教育委員会事務局の男性(60)です。

懲戒処分とした理由について新潟市教育委員会は、去年11月上旬、新潟市中央区のホテルで下越に住む当時15歳の女子高校生が18歳未満であることを知りながら現金を渡すことを約束して児童買春したことを挙げています。

この男性は新潟市東区の中学校の校長を務めていましたが、1月26日に児童買春の疑いで逮捕され、2月15日には児童買春の罪で略式起訴されていました。

新潟簡易裁判所からは罰金50万円の略式命令が出されていて、この男性はすでに罰金を支払っているということです。

新潟市教育委員会によりますと、この男性は2月1日付けで人事異動が行われ、自身が務めていた中学校の校長には現在、他の教職員が務めているということです。

懲戒処分を受け男性は「被害者はじめ、生徒、保護者、および地域の皆様に対し取り返しのつかないことをしてしまい本当に申し訳なかった。反省している」と話しているということです。

新潟市教育委員会の井崎規之教育長は「教育委員会として今回の事態を重く受け止め、非違行為の根絶に向けより一層指導を徹底し、市民の信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。

新潟市教育委員会では再発防止を目的に、市立の校園長を対象に研修会などを実施しているということです。