見附市 卒業する高校生たちが”ハナバス”で最後の思い出を撮影【新潟】

見附市の見附高校でも卒業式が行われ、生徒たちが仲間との別れを惜しんでいました。

【卒業生】
「色々な規制とかもあって大変なところもあったけど、みんなで団結して行事ができたので良かったと思います」

新型コロナウイルスの感染が拡大した年に入学した生徒たち。

【卒業生】
「部活も(マスク)つけっぱなしということがあったので、辛い部分はありました」
「とても寂しくて悲しかったです、みんなの素顔が知れなくて」

そんな卒業生をお祝いするべくやってきた1台のバス。

卒業生が続々と乗り込んでいきます。その車内は…

【長谷川アナウンサー】
「バスの中に乗り込むと天井が花で埋め尽くされていて、まるで花のシャワーのよう。本物の花なので甘い香りでいっぱいです。奥のシートに座れば花に囲まれながら思い出の一枚を残すことができます」

これは車内で記念撮影ができる「ハナバス」です。

地元の特産であるニットの廃材を使った飾りなどで装飾されたもので、地元のNPO法人などが企画しました。

【doみつけ木村祐太さん】
「若いに人たちに見附の面白さを届けたいと思って、見附らしいものを集めて企画を立てようとハナバスを企画した」

卒業生は最後の思い出にとハナバスの中ではマスクを外してシャッターを切ります

【卒業生】
「めちゃめちゃ綺麗です花粉症なんですけど、そんなの気にならないくらいめっちゃいい」
「いい思い出作りになったなと思う」

そんな中、卒業生の関森萌菜さんには特別な思いがありました。

【関森 萌菜 さん】
「この一個前のハナバスでボンボンを作ったり飾られてない部分も作った」

去年6月ハナバスの初運行の時に装飾作りを協力していた生徒たち。

関森さんもその1人としてハナバス作りに携わり、その後も地域活性化に向けたイベントを企画してきました。

【関森 萌菜 さん】
「卒業できて嬉しいもあるけど(ハナバスで)写真を撮って思い出を深められたと思う。(卒業後は)新潟市の音楽系の学校に行くんですけど(見附に)たくさん帰ってきたいと思う」

制約がある中でも青春を作り上げてきた卒業生たち。

ハナバスの中は色とりどりの花にも負けない笑顔であふれていました。