世界遺産登録へ、一歩前進です。去年、ユネスコに推薦書の不備が指摘され、諮問機関・イコモスの審査を受けることができなかった「佐渡島の金山」。再提出した推薦書がユネスコの審査を通り、イコモスへ送付されたことが分かりました。
「佐渡島の金山」をめぐっては去年2月、政府が推薦書をユネスコに提出しましたが、不備を指摘され、今年1月に再提出していました。
新潟県によりますと、審査結果の通知期限である3月1日、推薦書の審査が通り、諮問機関であるイコモスに送付したと、ユネスコから政府に通知があったということです。
今後、イコモスによる現地調査が今年の夏から秋にかけて行われる予定で、順調に行けば、来年の春ごろ、イコモスの審査を終え、来年夏ごろには世界遺産委員会で登録の可否が判断される見通しです。
【花角知事】
「イコモスの現地調査が夏から秋と言われているので、佐渡市と一緒にしっかり準備を進めたい」
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「身を引き締めて、もう一度、新潟県と一緒に地元の対応を取り組んでいけないということで、逆に緊張感が増している」
世界遺産登録へ一歩前進した佐渡島の金山。引き続き、審査の行方が注目されます。