ビー・エム・ダブリューが「BMW M2 クーペ」新型モデル(全面改良)の注文受け付けを開始した。納車は2023年4月からを予定している。
BMW M社が開発する高性能マシン「Mモデル」には2つのカテゴリーがある。ひとつはサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル。もうひとつは本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ、走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルだ。今回発表の「BMW M2」は前者のMハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。
BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した新型「BMW M2」は、1985年に登場し高性能スポーツ・カーのベンチマークを確立した初代「BMW M3」と、1973年に誕生しそのスポーティーで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002 ターボ」の伝統を引き継ぐ最もコンパクトなBMW Mモデル。初代「BMW M2」は2016年に発表となり、今回発表のモデルは2世代目となる。
新型「BMW M2」はコンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりとターボ・テクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現。BMW Mモデルらしいパワフルなスタイリングと共に高いコーナリング性能を発揮し、アドレナリンがほとばしる究極の「駆けぬける歓び」を実現しているという。
また、よりダイレクトに車両を操れるマニュアル・トランスミッション(MT)搭載モデルもラインアップする。
さらに、衝突回避・被害軽減ブレーキ等の先進安全機能である「ドライビング・アシスト」、車載通信モジュールによりITネットワークを活用する「BMWコネクテッド・ドライブ」、AI技術の活用により音声会話で車両操作が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービスAlexaの機能を搭載するなど、最先端技術を惜しみなく搭載したモデルとなっている。
メーカー希望小売価格は958万円。