パイプユニッシュを『お湯』で流さないで! 企業の注意喚起に「これは危険」「気を付ける」

排水パイプに溜まった汚れをお掃除するのに、便利に使えるのが排水パイプ専用のクリーナーです。見えない部分もしっかりお手入れできる便利なアイテムですが、使い方を間違えると、思わぬトラブルが生じてしまう可能性も…。
『パイプユニッシュ』の製造元として知られるSCジョンソン社の公式サイトより、使い方の注意点を紹介します。
排水パイプ内の頑固な汚れも、すっきりきれいにできるクリーナーとして人気のパイプユニッシュ。「パイプに流して一定時間待ち、洗い流すだけ」と、一般家庭でも手軽に使用できるのも魅力といえるでしょう。
SCジョンソン社が公式サイトで注意喚起しているのは、パイプユニッシュを流す際の方法についてです。「熱湯を使ったほうが汚れをすっきり落とせるのでは…」と思いがちですが、これは絶対にNG。洗い流す際には、水を使うようにしましょう。
なぜ熱湯で流してはいけないのか、SCジョンソン社の公式サイトでは以下のように解説しています。
「パイプユニッシュ」は塩素系の洗剤です。熱湯を流すと、成分が一気に分解されて有害なガスが発生するおそれがあるので、絶対に熱湯は流さないでください。
パイプユニッシュ(SCジョンソン) ーより引用
塩素系と酸素系の洗剤を混ぜ合わせると有毒ガスが発生することは知っていても、「熱湯NGというのは知らなかった…」という人も多いのではないでしょうか。思わぬ健康被害を避けるためにも、頭に入れておいてください。
パイプユニッシュでパイプ内の汚れをすっきり洗い流したい時におすすめなのは、大量の水を一気に流し込む方法です。洗剤でゆるんだパイプ内の汚れを、大量の水で一気に押し流せるでしょう。
洗面台やバスタブなど、水をためておける場合はぜひ活用してみてください。事前に水をためた状態にしておき、栓を抜いて一気に流します。水をためておくのが難しい場所では、洗面器やバケツを使うのがおすすめです。1~2杯ぶんの水を、一気に流し込みましょう。
目にする機会がほとんどない、排水パイプ内の汚れ。「見えないから」と汚れを放置すれば、いずれ詰まって排水できなくなってしまう恐れがあります。パイプクリーナーを正しく使って、詰まる前にこまめにお手入れするのがおすすめです。
流す時には『お湯』ではなく、確実に『水』を使うよう注意してくださいね。
[文・構成/grape編集部]