玉城デニー沖縄知事、対話による緊張緩和を求める考え 6日から訪米

沖縄の基地問題解決を訴えるため6日から訪米する沖縄県の玉城デニー知事は3日、県庁で記者会見し、「台湾有事」を巡り南西諸島での防衛力強化が進んでいることを巡り、対話による緊張緩和を求める考えを示した。
知事はワシントンで国務省のエレンライク日本部長や、国防総省のパーク日本部長代行、連邦議員や日米関係に詳しい有識者など10人程度と面談。ジョージ・ワシントン大学などと共催するシンポジウムや、ナショナル・プレス・クラブでの記者会見などを予定している。11日に帰国する。
知事は名護市辺野古の新基地建設や、米軍基地由来とみられる有機フッ素化合物PFAS汚染などについて現状を伝える考え。
さらに、昨年12月の安全保障関連3文書や、今年1月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、台湾有事を念頭に、南西諸島の防衛力強化が進められている中での訪米の意義を強調。「沖縄が二度と戦場になることがないよう、平和的な外交、対話による緊張緩和、それぞれの国との信頼醸成を訴えたい」と意欲を示した。
玉城知事の基地問題に関する訪米は2019年10月以来3回目。
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