ウソの申請をして国の雇用調整助成金をだまし取ったとして、男2人が逮捕されました。だまし取った総額は3000万円に上るとみられます。
愛知県警に逮捕されたのは、東京・千代田区にある通信販売会社の社長・篠田亘司容疑者(50)と、東京都に住む通信会社社員・神山悦智容疑者(51)です。
2人は2022年3月と5月に、篠田容疑者が経営する会社の名義で、従業員の休業手当てを支払ったとウソの申請をして、国の雇用調整助成金198万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、神山容疑者は「アクセスチャージ」と呼ばれる回線の接続料金の仕組みを悪用し、NTTドコモからおよそ1億円をだまし取った疑いで2022年に逮捕されていて、その後の捜査で今回の犯行が発覚しました。
調べに対して神山容疑者は容疑を否認し、篠田容疑者は認否を留保しています。
警察は、2人がだまし取った助成金の総額が3000万円に上るとみて調べています。