北陸や東北で真夏日 来週中頃から全国的に暑さレベルアップ 熱中症対策のポイントは

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今日11日(土)は、全国的に夏日(最高気温25℃以上)続出。北陸など日本海側では所々で真夏日(最高気温30℃以上)となりました。明日12日(日)~明後日13日(月)は西から雨の範囲が広がり、一旦、暑さは落ち着く見込み。ただ、来週中頃、15日(水)から再び全国的に夏日・真夏日続出。暑さのギアが一段上がる予想です。熱中症対策のポイントは?
夏日地点6日ぶりに450地点超え 北陸や東北などで真夏日を観測

今日11日(土)は、全国的に晴れて、強い日差しと南風で気温が上がりました。15時までの最高気温は、900地点あまりある全国アメダスの内、486地点(南鳥島除く)で夏日。北陸など日本海側では、フェーン現象の影響もあり、所々で30℃以上の真夏日となりました。全国で一番高くなったのは、長野県長野市信州新町31.5℃。その他、石川県や山形県、福島県など12地点で真夏日となり、石川県金沢市では、今年初の真夏日となりました。その他、北日本や北陸を中心に、昨日10日(金)より5℃以上高くなった所が多くなりました。東京や名古屋は6日ぶり、大阪は5日ぶりに夏日となりました。【15時までの最高気温】札幌 21.6℃ 6月中旬並み旭川 24.6℃ 6月下旬並み仙台 24.6℃ 6月下旬並み新潟 27.6℃ 7月中旬並み東京 25.9℃ 6月中旬並み名古屋 25.3℃ 平年並み大阪 25.7℃ 5月下旬並み福岡 25.8℃ 5月下旬並み那覇 26.7℃ 平年並み
明日12日~13日 警報級の大雨 暑さ落ち着く

明日12日(日)~13日(月)にかけては、南北に延びる寒冷前線が日本列島を通過する見込みです。寒冷前線が南北に立っている時は、非常に危険です。寒冷前線に沿って、南の暖気が一気に北上、北の寒気が一気に南下することから、大雨などの激しい現象が発生しやすいからです。12日(日)は西日本を中心に、13日(月)は東日本や北日本を中心に警報級の大雨の恐れがあるとして、気象庁は大雨に関する早期注意情報を発表し警戒を呼び掛けています。全国的に雨で、季節先取りの暑さは一旦、落ち着く見込みです。明日12日(日)は夏日・真夏日地点は今日11日(土)の半分以下、明後日13日(月)は夏日地点は全国の1割程度と、グッと少なくなりそうです。
来週中頃から暑さのレベルアップ

GWは5月5日(日:こどもの日)が暑さのピークで、夏日地点は今年初めて500地点超え、真夏日地点は116地点と今年初めて100地点を超えました。GW明けは列島を前線が通過し、この時期としては強い寒気が南下。8日(水)は北海道の稚内市や宗谷地方、網走地方などで1~3センチの積雪。9日(木)は、関東北部の奥日光などでみぞれや雪。10日(金)朝は、東京や名古屋・大阪でも約1か月ぶりに一桁の気温になるなどヒンヤリ。朝と日中の寒暖差が大きくなりました。来週中頃、15日(水)頃からは、広い範囲で晴れて、夏日・真夏日続出。暑さのギアが一段上がる見込みです。15日(水)は全国のアメダス6割で夏日、18日(土)は7割近くで夏日予想。朝から気温が高くなる所も増えてくる見込みです。

気象庁は、九州~北海道にかけて5月15日(水)頃から、平均気温がかなり高くなるとして、「高温に関する早期天候情報」を発表しました(5月9日発表)。この情報は、この時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。まだ身体が暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要です。
熱中症予防のポイント

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。