市川市国府台の里見公園で、約700本のバラが見頃を迎えている。寒暖差が大きかった影響で今年は開花が例年よりも早めで、花が大ぶり。赤やオレンジ、黄色などさまざまなバラが楽しめる。11日は「いちかわローズフェア」が開かれた。
噴水を囲む西洋庭園にフリージア、チャールストン、ブルーリバーなど112の品種が植えられている。同じ色でも濃淡が異なり、バラの多様な表情を観賞できる。見頃は6月上旬まで。
1カ月前に米国から市川市内に引っ越し、「バラが見頃」と聞いて友人と訪れた女性は「とてもキレイ。色とりどりで素敵。私の好きなピンクのバラも満開」とにっこり。妻と一緒に来た佐倉市の会社員、吉川雄基さん(46)は「思ったよりも満開でよかった。楽しんで帰りたい」と見入った。
ローズフェアでは、バラの苗や季節の草花、地元産野菜や菓子などが販売され、子ども向けの「フラワーロードトレイン」を運行。昨年度の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した市川市立第三中学校吹奏楽部による演奏会も開かれた。