春の高校野球新潟県大会の決勝が5月12日に行われ、日本文理と帝京長岡が対戦。去年秋の決勝と同じ対戦カードとなった一戦は帝京長岡が制し、リベンジを果たしました。
去年秋の県大会決勝で24ー15と記録的な打撃戦を展開した2校。力の差を見せつけられた帝京長岡は…
【帝京長岡 芝草宇宙 監督】
「ずっと日本文理を必ず倒したいと、選手たちみんなで練習してきた」
【帝京長岡 先発 小林真大 投手】
「次は文理を倒すということで、冬はそれ一点でやっていた」
リベンジに燃える帝京は初回からその思いをバットにぶつけます。
1回表、先頭バッター山野のライト前ヒットなどでランナーをためると、打席には4番・茨木。センター前へのタイムリーヒットで1点を先制します。
勢いにのる帝京は4回表にも山野のタイムリーヒットで1点を追加します。
しかし、ここで黙っていないのが去年秋の王者・文理。
4回裏、2アウト1、3塁の場面で8番・杣木がレフト前へのタイムリーヒットを放ち、今大会無失点の帝京投手陣から1点を奪います。
さらに6回ウラ、5番・滝澤のセンターオーバーのスリーベースヒットでチャンスをつくると、6番・中山のタイムリーヒットで同点に追いつきます。
互いに譲らぬ展開の中…帝京長岡は7回表、ランナーを2人置いて再び4番・茨木。ライト線へのツーベースヒットを放ち、再び文理を突き放します。
大量失点で敗れた秋から守備中心のチームをつくってきたという帝京長岡。先発の小林が9回を投げ切り、4ー2で文理に雪辱を果たしました。
【帝京長岡 木村昴暉 主将】
「文理には今まで負けていたが、勝つということを目標にやってきた結果が出た。ノーエラーで守り切って、少ないチャンスを1点ずつ全員で取っていく野球、そして圧倒的に勝つことをメインでやっていきたい」
帝京長岡は6月、富山県で開かれる北信越大会に出場します。