プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険は5月9日、「2024年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」の結果を発表した。調査は3月18日~21日、1964年生まれの男女2,000名(男女各1,000名)を対象にインターネットで行われた。
今年還暦を迎える1964年生まれの男女は163万人。しかしながら、83.7%の還暦人が「還暦を迎えるという実感がわかない」という。そこで、自身の精神年齢・肉体年齢が何歳に相当すると感じているかを聞くと、「50~54歳相当」(精神年齢28.1%、肉体年齢29.9%)が最多に。平均は精神年齢44.7歳、肉体年齢54.1歳となり、いずれも調査開始以来最も若い結果に。一方、最近、記憶力の衰えを感じるかを聞いたところ、66.1%が「感じる」と回答した。
また、還暦祝いについて質問したところ、嬉しいイベントごとの上位は「一緒に旅行に行く」(36.6%)、「食事会を開く」(28.1%)。もらって嬉しいプレゼントは「現金」(28.4%)や「旅行券」(21.8%)が上位に。反対に、嫌だ・遠慮したいイベントごとは「赤いちゃんちゃんこを着る」(64.3%)がダントツトップに。プレゼントでは、「記念品」(24.9%)や「夫婦ペアグッズ」が上位にあがった。
次に、還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人を聞いたところ、男性有名人では1位「阿部 寛さん」、2位「高橋 克典さん」、3位「稲葉 浩志さん」、女性有名人では1位「山口 智子さん」、2位「薬師丸 ひろ子さん」、3位「真矢 ミキさん」という結果に。
また、自身が影響を受けたと思う同年代の有名人については、男性有名人では1位「近藤 真彦さん」、2位「阿部 寛さん」、3位「稲葉 浩志さん」、女性有名人では1位「薬師丸 ひろ子さん」、2位「山口 智子さん」、3位「高島 礼子さん」が上位に。
さらに、一緒に還暦パーティーをやったら楽しそうだと思う同年代の有名人では、インパクトのあるリアクション芸でおなじみの「出川 哲朗さん」が1位に。次いで2位「内村 光良さん」、3位「YOUさん」と続いた。
次に、59歳時点で就労をしている・していた人(1,553名)に、何歳まで働きたいか聞いたところ、65歳以降も働きたいと思う人の割合は80.8%。70歳以降も働きたいと思う人の割合は上昇傾向が続き、調査開始以来最高の42.7%となった。
現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)については、「100万円未満」が最多の28.9%。中央値は400万円となり、「500万円未満」の割合は50.5%、「2,000万円以上」の割合は24.4%という結果に。貯蓄金額の平均は、昨年までみられた着実な増加傾向から一転、2024年は2,782万円と2018年と同じ水準まで減少。止まらない物価上昇や“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているよう。
また、特殊詐欺(オレオレ詐欺、架空料金請求詐欺など)に遭いそうになったことが「ある」人の割合は7.8%。居住エリア別にみると、「北海道・東北」が最多の9.8%。次いで「九州・沖縄」(9.3%)、「中国・四国」(9.2%)が続いた。
次に、趣味のためにお金を使っているか聞いたところ、男性75.0%、女性66.7%が「使っている」と回答。ひと月あたりの金額は「10,000円~20,000円未満」(31.0%)が最も多く、平均は1万9,529円と、昨年調査結果から1,092円減少した。
また、推し活について聞いたところ、女性22.3%、男性8.2%が推し活を実施しており、最もお金をかけている推し活と、その推し活に一年間にかけている金額を教えてもらったところ、「観劇をする」が22万6,333円、「スポーツチーム・選手を応援する」が20万8,200円、「グッズを買う」が6万8,800円、「コンサート・ライブに行く」が6万2,383円、「CD・DVDを購入する」が1万7,210円という結果に。
さらに、推し活が生きがいとなっている人の割合を調べた結果、女性57.8%、男性43.9%と、女性が男性より13.9ポイント高くなった。