千葉県内などで展開するすしチェーン「すし銚子丸」(千葉市美浜区)は4日までに、客による迷惑行為やフードロス対策として、回転レールを使った商品の提供を終了すると発表した。4月26日までに順次各テーブルに設置されたタッチパネルによる注文方式「フルオーダーシステム」に変更し、価格に合わせた色皿の使用も廃止する。
同チェーンでは横浜市都筑区の「すし銚子丸横浜都筑店」で2月4日、備え付けのガリ容器に電子タバコの吸い殻が混入していることが判明した。翌5日から対策として、テーブルに設置していた共用のしょうゆ、粉茶、わさびなどの容器や小皿を撤去。客を案内するたびに従業員が用意し、その都度回収する仕組みとしていた。
同社はホームページ上で「お客様に安心して食事を楽しんで頂けるよう、従業一同誠心誠意取り組んで参ります。ご理解よろしくお願い申し上げます」とコメント。回転ずしを巡っては、他の大手チェーンでも客による迷惑行為が相次いで拡散され、店舗の運用方法を変更するなど問題となっている。