「周りの助けでここまで来られた」 がん闘病中の女性(38) 抗がん剤治療中に唯一口にできた塩むすびの店をオープン

乳がんで闘病中の女性がキッチンカーで営む「塩むすび」の店が、愛知県岡崎市にオープンしました。
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塩むすびを販売するキッチンカー「蝉(せみ)」を運営するのは、4年前、35歳の時に乳がんが判明し、今も闘病中の岡崎市の安藤梢(あんどう こずえ)さん(38)。抗がん剤による治療中に唯一、口にできた塩むすびの優しい味を広く知ってもらおうと店を立ち上げました。
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鍼灸師でアスレチックトレーナーでもある夫の雅人(まさと)さんが、梢さんの体力回復などを支えた経験をもとに、がん患者の復帰を支援する施設を立ち上げていて、梢さんのキッチンカーは施設の敷地内にあります。安藤さん夫婦は、塩むすびの店とこの施設が、がん患者だけではなく、家族も一緒に支える拠点となることを目指しています。
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(安藤梢さん)「周りの方の助けのおかげで、ここまで来られたので本当にうれしい」(夫の雅人さん)「同じような環境で苦しんでいる方たちに対して、医療以外にサポートできる体制を築いていきたい」
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がん患者の復帰支援に取り組むこの施設は完全予約制で、塩むすびのキッチンカーは当面、毎週水曜日の午前11時から午後2時まで営業します。