プランター栽培で失敗しない「土」3つのポイントをタキイ種苗が解説

タネのタキイは3月1日、”タネのプロ”の視点からまとめた、プランター栽培で失敗しがちな「土」についての重要な3ポイントについて公開した。

プランター栽培では押さえるべきポイントが多くあるが、今年は特に重要である「土(培養土)」の「質」「量」「水」に注意したいところとのこと。

まず、良い培養土の条件は、原料に病原菌が含まれず品質の安定したものにくわえ、保水性、通気性、排水性を兼ねた「団粒構造」のものとなる。

野菜栽培専用の培養土は「団粒構造」で、ピートモスやバーミキュライトなどの品質が安定した原料が使用されている。初めて栽培する際には、栽培に必要な肥料なども配合され、野菜の栽培に適するように設計された野菜栽培専用の培養土を用意する事がすすめられる。

たっぷりの培養土で栽培する事は、プランター栽培において重要ポイントとなる。

特に実のなる野菜(果菜)は栽培期間が長く、株を大きく作って実をつけるために多くの根が必要となるため、たっぷり培養土が入れられる大きめのプランターや鉢に1本の苗を植える必要がある。20~30Lのプランターや鉢に1本の苗の植え付けが目安。しっかり根を張った株は、環境の変化に強く順調に成長するとのこと。

店頭で販売されている培養土には、肥料の溶け出しを防ぐいだり「根傷み」を軽減するために水分を減らした軽いタイプが多くなっているという。

プランター栽培を始める際には、しっかりと培養土に水分を含ませる事が重要となる。プランターの半分まで培養土を入れ、しっかりと水分を含ませ、残り半分の培養土を入れるなど、2~3回に分けてしっかりと水をかけるのがコツ。プランターの底からポタポタと水が流れる程度が目安となる。